support AutoMate : やってはいけないこと

本記事では、AutoMateの操作・タスク構築および運用において、やってはいけないこと一覧を記載します。
詳細な記事が存在する場合は、そちらのリンクも掲載しますのでご活用ください。
(本記事の内容は、随時アップデートする予定です)

・AutoMate導入環境に対するリモートデスクトップ接続を「x」または「切断」で終了してはならない
セッションだけ中途半端に残った状態となり、ウィンドウのフォーカス、マウス操作、対話機能が一切期待した通りに動作しません。
リモートデスクトップで運用する場合は、必ず「サインアウト」で終了させなくてはなりません。
詳細:リモートデスクトップ経由でAutoMate導入環境に接続・切断後、エラーが発生
また、リモートデスクトップ使用時は、こちらもご参照ください:
【注意点】端末の解像度とリモートデスクトップ接続時の解像度が違う場合の弊害について

・ループの内側・外側をラベルを使用して行き来してはならない
ループのインデックスが正しく保持されずループの開始点・終了点を通過した際にエラーとなります。
ループを抜ける際は必ず「Break」を使用してください。
詳細:ラベルを使用してLoopを抜けるとエラーになる

・変数名・データセットの列名に「全角数字」を使用してはならない
定義する際はエラーになりませんが、参照した際に「変数または関数が存在しません」エラーとなります。
変数名・データセットの列名に全角数字が1文字でも含まれていると例外なくエラーになります。

・変数名にダブルバイト文字(特に記号)を使用するとエラーになる文字が存在する為、極力使用しないほうがいい
変数名に全角数字以外の2バイト文字や日本語を使用しても必ずしもエラーになるわけではありません。
しかしながら、機種依存文字のほかに「▲」や「◎」のような2バイト文字の記号を使用するとエラーになる場合があります。
また、記号以外の日本語(および漢字)によっては、変数名に使用するとエラーになる文字が存在する可能性があります。
そのため、変数名は極力半角英数字で構成することが望ましいです。
(なお、半角英数字のみであっても、変数名は数字から始まってはいけません)

・AutoMate導入環境のPCが「スクリーンセーバー」および「スリープ」状態になってはならない
「ログオフ」状態および「ロック」状態であれば、AutoMateの機能を使用して自動的にログオン・ロック解除が可能です。
しかしながら「スクリーンセーバー」および「スリープ」状態ではタスクが稼働しません。
(「スクリーンセーバー」状態の場合は画面操作を行うタスクがタスク実行エラーとなり、「スリープ」状態の場合はタスクが起動しません)
なお、接続しているディスプレイの電源がオフになるだけであれば、動作上の問題はありません。

・Windowsのディスプレイ拡大倍率およびInternet Explorerなどの拡大倍率は「100%」以外にしてはならない
Windowsのディスプレイ倍率が「100%」以外の場合、「対話機能」アクションが正しく動作しない、「入力」アクションの座標移動が正常に行えない、サーバー版においてワークフローの編集が出来ないといった弊害が発生します。
また、Internet ExplorerにおいてWebブラウザの拡大倍率が「100%」以外の場合、要素選択のカーソルが意図した場所に移動しません。
詳細は、以下の記事をご覧ください。
【仕様】AutoMate実行機および開発機のディスプレイ表示倍率は「100%」でないと正常に動作しない
対話機能アクションにて意図しない場所にマウスが移動する
「Webブラウザ」アクションにて、要素取得時にマウス位置と青枠の場所が合わず、ずれた状態になる

・AutoMateタスクアドミニストレーターから「オプション」→「システム設定」→「実行」のタスク実行速度を目的もなく「0」以外にすべきではない
該当のオプションを「0」以外の値で設定すると、タスクのステップ数が多い場合に累計処理待ち数が非常に長くなり、タスクの動作が非常に遅くなります。
それにより、タスクビルダーからのデバッグ実行のほうがトリガー実行よりも速くなる場合もあります。
タスクごとに個別に設定できないので、待ち処理は可能な限りタスク内で構築することを推奨いたします。
詳細:タスクビルダーから実行する方がトリガー実行・手動実行より処理が速くなっている