news 企業エンド・ツー・エンドの自動化で得られるメリット

本記事はAutoMate製品開発元Helpsystems社の記事を翻訳したものです。

オートメーション(自動化)はかつて開発者、ITオペレーション、そして1人か2人マクロを書くことができるビジネスユーザーなど、ビジネスの最も技術的な分野でしかほとんど使われないツールでした。

HelpSystems社の製品管理部長であるKevin Vliet氏は、「今やその影響は、より広範囲に及んでいます」と述べており、「多くの企業は反復的なタスクを自動化し、従業員の時間を最高レベルの業務に割り当てることで、利幅を上げていると言えるでしょう」と話しています。

Vliet氏によると、自動化を最大限に活用するためには、エンドツーエンドの自動化戦略を採用する必要があるとのことです。「結局のところ、雑多な自動化ツールをチームに与えただけでは、必ずしもビジネスに長期的な資産を生み出すとは限らないのです」。しかし、エンドツーエンドの自動化を行えば、ビジネスからITまで全ての人を統合し、組織全体をDX化することができます。

エンド・ツー・エンドとは

エンド・ツー・エンドの自動化とは、簡単に言えば、フロントエンドからバックエンド、そしてその間にある全てのプロセスを自動化する機能のことです。フロントエンドの自動化は、ユーザー・インターフェイス(UI)レベルからインタラクティブ性、Webサイト、および有人プロセスに焦点を当てたタスクを合理化します。例えば、Webサイトのデータ抽出、レポート作成やデータ入力などのプロセスです。バックエンドの自動化は、無人のプロセスを処理し、APIを活用して具体的に定義された大量のトランザクションを実行します。例えば、バッチ処理、データベース処理、ファイル移動、PowerShellスクリプトなどの作業です。

これらのアプローチを組み合わせることで、組織は全体的なアプローチを取ることができます。エンド・ツー・エンドの自動化は、技術スタックを統合し最終的にリソースを最適化しながら、ビジネスをより効率的に実行するための完全なソリューションを提供することができます。これは、様々なアプリケーションやプラットフォームで複雑に絡み合ったITプロセスを把握するのに苦労している組織には特に有効的です。

Vliet氏は「目標は効率性を高め、組織に導入するさまざまなアプリケーションやテクノロジーを補完して、ビジネスを前進させることです」と述べています。

ここでは、エンド・ツー・エンドの自動化による最も重要なメリットをいくつか紹介します。

・ワークフローを統合するために、プラットフォーム間およびアプリケーション間の依存関係を強制する
・プロセス実行の一貫性と信頼性の向上
・組織内でのアクセス性を向上させながら、コストと管理労力を削減
・環境全体の状況を一元的に把握
・問題発生時の自動的な特定と対応
・手動による介入が必要な場合に、適切なタイミングでターゲットを絞ったカスタマイズされた通知の提供

エンド・ツー・エンドの自動化ソリューション

エンドツーエンドの自動化を実現するには、自動化ソリューションを使用して戦略を構築する必要があります。強固な基盤の主なコンポーネントは、ワークロードの自動化とロボットによるプロセスの自動化です。

ワークロード自動化(WLA)は、ビジネスを継続するバックエンドITプロセスを処理します。WLAとエンタープライズジョブスケジューリングは、ビジネスプロセスとトランザクションに関連するITタスクをスケジュール、開始、実行、および管理するように設計されています。多くの場合、IT運用チームによって最もよく使用されます。

ロボットプロセス自動化(RPA)は、フロントエンドのビジネスプロセスに取り組みます。RPAはソフトウェアボットを人間の従業員と一緒に使用することにより反復的な手動タスクを排除して生産性を高め、チームがより戦略的な作業に集中できるようにします。

HelpSystemsでエンドツーエンドの自動化を実現

HelpSystemsはデスクトップからサーバー、ネットワークに至るまで、業界をリードする自動化ソリューションを提供するソフトウェア企業です。適切な自動化ツールを使用することで、ITおよびビジネス・プロセス全体の生産性の向上、運用コストの削減、正確性の向上、効率の最大化を実現できます。

手動プロセスやカスタムスクリプトに頼らず、バックオフィスからフロントオフィスで、自動化に対応する全体的なアプローチをすることで自社の主導権を取り戻しましょう。HelpSystemsの自動化ソリューションで、全てが可能になります。

■業務自動化ツール「AutoMate」については下記をご参照ください。
https://automate.sct.co.jp/products/reason/