「IBM iユーザー動向調査」で、RPAが「今後の取り組みテーマ」のトップ、全回答者の25%が「利用中」

「システム部門の取り組みテーマは、RPAがトップ」。

i Magazine誌が実施した「IBM iユーザー動向調査」の中で、上記のような調査結果が紹介されています。同調査は、IBM iユーザーを対象に行ったもので、有効回答数は438件。全体の3/4を占める製造業と流通業を中心に、20業種という幅広い業種のユーザーから回答を得ています。

冒頭の調査結果は、「情報システム化に関して、今後の取り組み事項は次のどれですか?」という設問で、約40項目から自由に選択してもらうもの(複数回答可能)。その結果、「RPAの導入・拡大」が全回答者の38.6%を得て、トップとなっています。

2位以下を列記すると、次のようになります。

・2位 IBM iスキルの向上(32.9%)
・3位 RPG開発要員の強化・育成(30.4%)
・4位 クラウド利用の拡大(29.9%)
・5位 運用・保守要員の強化・育成(28.8%)

また、「RPAツールの導入・利用状況」を尋ねた設問では、25.2%が「利用中」で、38.1%が「RPAツールに関心あるが、未導入」という結果でした。これは、「RPAツールを利用する予定はない」という27.3%の回答を大きく上回る結果です。

RPAツールの導入が着実に広がりつつあることと、今後も、導入と利用の拡大が続くことが示されています。