news 【修正パッチ配布】Google Chromeを使用したWebブラウザアクションの定義作成について

2025年7月ごろより、Google Chromeを使用したWebブラウザアクションの定義作成において、ブラウザの起動後に画面内要素を取得できない事象が発生しております。タスク作成時にのみ発生する挙動であり、定義済みのGoogle Chrome使用タスクには一切影響いたしません。この事象について、開発元より"Google Chromeの仕様変更に伴い、AutoMateのWebブラウザアクションの画面解析が正常に機能しない場合がある"との報告を受けております。
つきましては、Google Chromeの使用を想定しているタスクの構築においては以下にてご対応いただきたく存じます。

A. タスク定義にMicrosoft Edgeを使用し、定義作成後に使用ブラウザをChromeへ切り替える
→Microsoft EdgeとGoogle Chromeはほぼ同じ構造を共有していることから、Edgeを使用して定義を作成し、後で使用ブラウザを切り替えるということで、Chrome使用想定のタスクを構築することが可能です。[Webブラウザ - 開く]で使用するブラウザをEdgeに指定し、タスク作成後にブラウザをChromeに切り替えてください。
なお、[ウィンドウ]アクションを使用してブラウザを制御する場合、ブラウザ名を記述している箇所に差異が発生します。

例: AutoMateデモページ(www-1.sct.co.jp/amdemo)を開いた場合のウィンドウタイトル
■Microsoft Edge
AutoMate Demo - プロファイル 1 - Microsoft Edge
■Google Chrome
AutoMate Demo - Google Chrome

ウィンドウタイトルによるタスクエラーを防ぐため、[ウィンドウ]アクションを使用してブラウザを制御する場合は、Edge/Chromeでのウィンドウタイトル共通部分以外をアスタリスクに置き換え、部分一致の制御として定義することを推奨します。
参考: https://automate.sct.co.jp/knowledge/10944/

B. (バージョン23.1限定, AutoMateライセンス共通)修正パッチの適用
現行最新版の23.1については、本挙動不良解消用のパッチが発行されております。ユーザーログイン後の上部タブ“ダウンロード”→“Module”に遷移し、「Chrome定義用パッチ」のリンクをクリックしてパッチファイルを入手してください。

パッチファイル入手後は、以下手順に従って適用してください。
1. サービス"AutoMate Desktop 2023"を停止する
→Windows標準アプリケーション"services.msc"を起動し、一覧に表示されている"AutoMate Desktop 2023"を右クリック、"停止"を選択します。
2. フォルダ"C:Program Files\Automate Desktop 2023"を開く
3. ファイル"AutoMate.Plugins.Dissection.dll"をリネームする("old_AutoMate.Plugins.Dissection.dll"など)
4. 本ポータルより取得したZipファイルを解凍し、内容物を2. のフォルダ内に配置する
5. 新規配置したファイル"AutoMate.Plugins.Dissection.dll"のセキュリティを許可する
→差し替え配置しただけでは、AutoMateが正しくパッチファイルを認識できない場合がございます。
 新規配置したパッチファイルを右クリックし、"全般"タブ最下部"セキュリティ"のチェックボックスを有効にしてください。
6. サービス"AutoMate Desktop 2023"を開始する

この仕様変更への正式対応は将来的なリリースにおいて実施される見込みですが、具体的な対応次期、バージョン等について現時点では不明でございます。
ユーザーの皆様にはご不便、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
今後とも弊社製品をご愛顧賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。