news Windows 11端末にて発生している不具合の回避について

2024年7月現在、Windows 11の物理端末でのAutoMate実行において、ウィンドウのフォーカス動作やウィンドウの切り替えが失敗する不具合が確認されております。
参考:【不具合情報】Windows 11の物理PCとAutoMateの使用について
https://automate.sct.co.jp/news/16434/

これについて、AutoMateデスクトップ/AutoMateサーバー版共に、タスクを改修する形にはなるものの以下の方法で回避できることが確認されました。

■タスク冒頭で"Windowsキー + D"を送る
→ウィンドウ操作が発生するタスクの冒頭で、端末のデスクトップを表示するショートカットキーを送ることにより、同じタスク内で開かれるウィンドウに対しフォーカスする動作が正しく動くようになります。
以下の定義形態である場合、本不具合を回避することが出来ます。

・タスクのメインパネルに定義する
・OnTaskStart内に定義する
・外部amlファイルに定義し、サブタスクとしてタスク冒頭に呼び出す

※サーバー版ワークフローで"Windows + Dタスク"→"本番タスク"のような「同一エージェントでのワークフローアイテムとして連続実行」は回避になりません。必ず「単一タスクの中で定義」という状態にしてください。

以下当該タスクステップのサンプルです。
コピーし、ウィンドウ操作が発生するタスクの冒頭部に挿入してください
(キーストローク動作が後続の挙動と干渉することを防ぐため、秒数待機で挟んだ状態にしてあります)。

<AMWAIT SCALAR="1" />
<AMINPUT KEYSTROKES="{WINKEY}d" />
<AMWAIT SCALAR="1" />

なお、本手法は一時回避策です。不具合そのものについて依然修正時期は未定となっております。
ご不便、ご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんが、本不具合の修正が確認され次第改めて本ポータルにてお知らせします。