news 導入すべきHRオートメーションの事例

本記事はAutoMate製品開発元HelpSystems社の記事を翻訳したものです。

人事部は、ビジネスのすべての領域を支える必要不可欠なシステムとタスクが非常に多くあります。有能かつ経験豊富で人事テクノロジーを専門とする従業員を雇用しない限り、人事部は自動化の導入を一番に考えなくてならない候補場所と言えるでしょう。従業員のことは人事部に任せて、システムやタスクはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)に任せればいいのです。ここでは、システムやアプリケーションを統合するために導入すべきHRオートメーションの代表的な事例を紹介します。

勤怠管理

RPAソフトは勤怠管理をするシステムと連携することができます。例えば、Kronosは出退勤システムで、RPAツールはKronosからデータを取得してPeopleSoftなどの人事システムに送り、給与計算などのプロセスに反映させることができます。

AutoMateの顧客であるMD Anderson(MDアンダーソンがんセンター)ではKronos、PeopleSoft、ANSOS One-Staffの3つのシステムを統合し、数多くいる看護スタッフの勤務日・休暇日・オンコール時間などに関する情報をすべて把握することにより、効率的な人員配置を行うことが可能になり、質の良い患者ケアを提供できるようになりました。

人事管理システムからのデータのプッシュおよびプル

従業員のデータを含む全てのアプリケーションには同じ正しい情報である必要があります。RPAはADP、Ultipro、Active Directoryなどのアプリケーションを統合し、データのプッシュおよびプルを行いすべてを同期させることができます。

例えば、従業員の部署異動、上司の交代、名前変更、給与変更、源泉徴収税、税金額、口座振替の情報などを変更する場合、ADPまたは他のシステムで行われます。
RPAはそれらの変更をActive Directoryにアップロードし、各情報を更新するだけでなく勤怠システム、人事管理やスケジュール管理システムなど、従業員のデータが存在する他の場所にも同様に更新されます。

企業によってはRPAを使用して人事システムから誕生日を取得し、従業員へお祝いメッセージを社内SNS・コミュニケーションツールに投稿したりメールを送信することもあります。
このアクションは、企業の創立記念日や休暇などのお知らせなどにも活用できます。

オンボーディングおよびオフボーディング

人事部にとって最も重要で時間のかかる業務のひとつにユーザープロビジョニングがあります。
それぞれ以下のようなことがRPAで実施することができます。

オンボーディングプロセスでRPAができること:
・Active Directoryへのユーザー設定
・必要なアプリケーションのユーザー設定
・業務の応じたアクセス権の付与
・Active Directoryの所属グループの更新

オフボーディングプロセスでRPAができること:
・Active Directoryからユーザーを削除
・アプリケーションのアカウント無効化
・アクセス権の削除

これらは、RPAが異なるアプリケーションを統合し、組織全体でデータの一貫性を維持するための実用的な方法の一例にすぎません。AutoMateのようなRPAツールとのアプリケーション統合の可能性は無限大です。
業務自動化ツール「AutoMate」については下記をご参照ください。
https://automate.sct.co.jp/products/reason/