製品体系を変更
サーバー版は2つのエディション
AutoMateの製品ラインナップが大きく変わります。お客様にとって、より導入しやすく、より使いやすく、よりコスト・パフォーマンスのよい製品にするための変更で、AutoMateが製品化されて以来、最大の強化となります。
そのうち最も大きな変更点は、製品体系の変更です。
従来、デスクトップ版にはAutoMate Professional、AutoMate Premiumの2種類がありましたが、今後は「AutoMate Desktop」に集約されます。
またサーバー版は、AutoMate Enterprise Serverが従来のエディションでしたが、今後は「AutoMate Plus」と「AutoMate Ultimate」の2種類が提供されます(図表)。
「新しい製品ラインナップは、サーバー中心の製品構成になります。お客様の利用ニーズが、PC1台でロボットを開発し稼働させるシンプルなものから、より多種類の業務に、より大規模で複雑な業務へと変化しつつあることを踏まえて、製品体系を一新しました。従来のエディションと比較すると、コスト・パフォーマンスがさらによくなり、特に保守料金は10%以上も安価になります」と、三和コムテックの福井理雄 クラウド&サーバー事業部 部長は説明します。
製品体系の変更に合わせて製品名も改称されましたが、実行環境も、「エージェント」から「ボット」へ、開発環境も、「デベロッパー」から「スタジオ」へと変更になっています。
AutoMate Desktop
デスクトップ版のAutoMate Desktopは、PC1台での利用を想定した製品で、ボットの「開発」と「実行」の機能を備えています。すべてのアクションとトリガー機能が利用可能で、最小構成のエディションとはいえ、高度で複雑な業務の自動化を実現します(図表)。
AutoMateをスモールスタートで使ってみたい、テスト導入してみたい、というお客様に向くエディションです。
AutoMate Desktopでは、従来のAutoMate Premiumに付属していたRuntime版は提供されません。Runtime版は、今回の新しい製品体系では廃止になりました。
AutoMate Plus
サーバー版のAutoMate Plusは、ボットの「開発」機能と複数のPC上でボットを稼働させるための「実行」機能のほか、複数のボットを集中管理できる「管理」機能を備えています(図表)。
管理機能は、複数のボット(ロボット)を稼働させたいお客様の運用管理の効率化を実現する、以下の機能が標準で提供されます(図表)。
・ユーザーIDによる権限管理
・バージョン管理(変更管理)
・監査ログ機能
・ワークフロー機能
AutoMate Plusでは、管理サーバー×1、スタジオ(開発環境)×2、ボット(実行環境)×5のライセンスが提供されます。スタジオとボットは、増設が可能です(有償オプション)。
AutoMate Ultimate
サーバー版のハイエンド・エディションであるAutoMate Ultimateは、AutoMate Plusのすべての機能に加えて、無制限でスタジオ(開発環境)とボット(実行環境)を利用できます。
さらに管理サーバー機能には、お客様独自の運用管理機能の作り込みが行える「開発環境」ライセンスと、管理サーバーを冗長構成にできる「HA」ライセンスが含まれています(図表)。
AutoMate Ultimateの導入によって、ボットの今後のいかなる増加にも、また、多様な業務の自動化要求にも応えることが可能になります。
アップグレードパス
新しい製品ラインナップの導入に伴い、現行ライセンスから新ライセンスへのアップグレードパスをご用意しています。
また、デスクトップ版「AutoMate Desktop」からサーバー版「AutoMate Plus」へのアップグレードパスもご用意しています。
現行製品の販売期限と保守サポート
現行製品は2020年3月31日までの販売となります。
現行製品のお客様は、2020年4月1日以降も、現行の料金で保守サポートをご利用いただけます。また、保守サポートの継続により、今後登場するAutoMateの新バージョン・新機能を継続してご利用いただけます。