knowledge AutoMateの使用ブラウザを「Internet Explorer」から他のブラウザに変更する場合の注意点等について

当記事では、AutoMateで操作する対象のブラウザを、サポート終了予定の「Internet Explorer」(以下、IE)から他のブラウザへ移行する際の注意点・および差異等について記載します。

■1. AutoMateの「Webブラウザ」アクション経由で開かれたブラウザ以外は「Webブラウザ」アクションで操作不能
IE以外のブラウザ「Google Chrome」「Firefox」「Microsoft Edge」の場合、AutoMateの「Webブラウザ」アクション経由で実行されたブラウザ以外にブラウザセッションの割り当てを行えません。
そのため、他のアプリケーションが開いたブラウザに対してブラウザセッションの割り当てを行い、以降の操作をWebブラウザアクションで実施するといったIEでは実施できていた操作は行えません。
故に、他のアプリケーションが開いたブラウザをAutoMateから操作する場合は、「入力」アクションによる操作を実施する必要があります。

なお、AutoMateのWebブラウザアクション経由で開かれたブラウザから派生した別ウィンドウのブラウザであれば、ブラウザセッションの割り当てが可能です。

■2. 「Google Chrome」「Microsoft Edge」には「対話機能」アクションを利用できない
「Google Chrome」および「Microsoft Edge」は、「対話機能」アクションによるブラウザ内のオブジェクト解析が出来ない為、内部のオブジェクトやポップアップを「対話機能」アクションでは操作出来ません。
それらを操作するには、「入力」アクションによる操作で実現する必要があります。
※別ウィンドウで開かれる「ファイル選択ダイアログ」などは、IEやほかのアプリケーション同様「対話機能」アクションでの操作が可能です。

なお、「Firefox」であれば対話機能アクションが使用可能です。

■3. IEとは違い、Webブラウザアクションの「クリック」でテキストボックスをクリックするとカーソルが対象位置に移動する
IEでは、「Webブラウザ - クリック」アクションでテキストボックスをクリックしても無反応ですが、他のブラウザではクリックした位置に入力カーソルが移動します。
そのため、Webページの作り上入力操作を実施しなくてはならない場合に、カーソル位置制御が容易になる場合があります。

IEで稼働しているタスクを作成しなおす場合に、参考にして下さい。