本記事では、「対話機能」においてオブジェクト属性がアプリケーション内で一意になっておらず
重複がある場合の「対話機能 - マウスをオブジェクトに移動」および「対話機能 - 押す」の挙動について
仕様を説明します。
具体例:アプリケーション「CubePDF」の場合
バージョンによっては、「変換」ボタンおよび「キャンセル」ボタンが画像になっており
対話機能アクションで取得しても「Name」属性が設定されていない場合があります。
その際、「Class」属性が「変換」「キャンセル」ボタン両方で同じになっています。
そのような状況下で各アクションを実行した際の挙動を説明します。
(なお前提として、オブジェクト情報として「X」「Y」属性を指定しないものとします)
1. 「対話機能 - マウスをオブジェクトに移動」
このアクションでは、
「指定された属性に一致するオブジェクトのうち、最初にヒットしたものにマウスを移動する」
仕様となっております。
そのため、CubePDFの場合は常に「変換」ボタンにマウスを移動します。
2. 「対話機能 - 押す」
このアクションでは
「指定された属性に一致するオブジェクトを順にすべてクリックする」
仕様となっております。
そのため、CubePDFの場合は「変換」「キャンセル」を順にクリックします。
結果として、PDFの作成がなされません。
(仕様が裏目に出る結果となります)
タスク作成の際にオブジェクト属性が座標位置以外の属性で一意にならないアプリケーションを
「対話機能」で操作する場合は、上記仕様にご留意下さい。