本記事では、便利な関数(第2弾)を紹介させていただきます。
■1. Format関数
日付・時間を特定のフォーマットに設定したり、数字を特定の書式に設定したりする処理(カンマを入れる、桁あわせ、など)については、
こちらの関数を使用すると非常に便利です。
日付・時刻のフォーマット変更については「テキスト - Format/Date Time」を使用することでも可能ですが
こちらの関数を使用すると変数を用意したり、アクションを余計に増やしたりせずに済みます。
使用方法は以下です。
【本日日付を特定のフォーマットに変換する場合】
以下では本日日付を取得するためにDate()関数を使用しています。下記における本日日付を「2019/03/20」とおきます。
関数 | 結果 |
%Format(Date(), "yyyyMMdd")% | 20190320 |
%Format(Date(), "yyyy年MM月dd日")% | 2019年03月20日 |
%Format(Date(), "yyyy年M月")% | 2019年3月 |
%Format(Date(), "yy年MM月")% | 19年03月 |
【現在日付時刻を特定のフォーマットに変換する場合】
以下では本日日付を取得するためにNow関数を使用しています。下記における現在時刻を「2019/03/20 11:07:32」とおきます。
関数 | 結果 |
%Format(Now, "HH:mm")% | 11:07 |
%Format(Now, "yyyyMMddHHnnss")% | 20190320110732 |
%Format(Now, "HH時nn分ss秒")% | 11時07分32秒 |
【数字を特定のフォーマットに変換する場合】
カンマ区切り、桁あわせなどを行うには、下記のように記述します。
なお、今回対象の数字は「1234」とします。
目的 | 関数 | 結果 |
3桁カンマ区切り | %Format("1234", "###,###")% | 1,234 |
左に0を足して6桁にあわせる | %Format("1234", "00000")% | 01234 |
スラッシュ区切り | %Format("1234", "##/##")% | 12/34 |
なお、「#」で埋めている場合は右詰めにされ余分な「#」は消えます。
それに対して「0」で埋めている場合はフォーマット対象の桁が足りていない際には足りない分が「0」で埋められます。
「20190320」を「2019/03/20」に変換したい場合も同様に「%Format("20190320", "0000/00/00")%」と記述すれば対応可能です。
実際のケースにおいては、上記の例において固定値になっていた部分を変数(var_Numberとおく)に変更し
「%Format(var_Number, "0000/00/00")%」のように使用することがほとんどかと思われます。
■2. DateAdd関数
日付計算を行うための関数が、このDateAdd関数です。日付計算はExcelのようにそのまま足し算・引き算出来ないので
関数を使用するか、「テキスト - Format/Date Time」アクションを使用する必要があります。
こちらの関数を使用するには、
DateAdd(インターバル, 日付, 間隔)のフォーマットで指定します。
例として、本日よりも2か月前の日付を取得するには、本日日付が「2019/03/20」とすると
%DateAdd("m",-2, Date())%
と指定することで結果「2019/01/20」が取得できます。
同様にして
目的 | 関数 | 結果 |
1年後の日付 | %DateAdd("yyyy", 1, Date())% | 2020/03/20 |
31日後の日付 | %DateAdd("d", 31, Date())% | 2019/04/20 |
2週間前の日付 | %DateAdd("ww", -2, Date())% | 2019/03/06 |
のようにして日付を計算した値の取得が可能となります。
日付のフォーマット変更や数字の桁あわせ、日付の計算などをお考えの際はぜひともご活用下さい。