コラム コラム:定数のススメ

本記事では、AutoMateの定数について紹介させていただきます。

多数のタスクから参照される可能性のあるもの(例:共有フォルダのパス、パスワードなどが書かれた設定ファイル、WebエミュレーターのURL等)について、各タスクに直接ハードコーディングしていませんか?
それらに変更があった場合、各タスクを編集して回らねばならず、変更漏れも多々発生します。

その課題を解決する方法として、AutoMateの定数を利用する方法があります。
定数は全てのタスクから参照可能な読み取り専用の値です。
たとえば共有フォルダのパスを定数に設定しておき、各タスクからその定数を参照していれば、もし共有フォルダのパスが変更になったとしても各タスクを編集して回る必要は無く、定数の値を変更するだけで済みます。
そうすれば変更を一気に漏れなく行う事が可能になります。

定数は、AutoMateタスクアドミニストーレーターから、「オプション」→「システム設定」→「定数」にて設定します。
また、タスクから参照する際には、エクスプレッションビルダーから「Constants」を指定すると定数を参照することが可能です。

複数のタスクから参照される共通の値は、定数化しておくとメンテナンス性が向上します。
ぜひともご活用下さい。