導入事例 海外ミニ事例|ニューヨーク州の子供科学技術博物館、模擬体験できる天気予報プログラムをAutoMateで開発

The Children's Museum of Science and Technology
業種:博物館
設立:1954年
本社:米ニューヨーク州トロイ
https://www.cmost.org/

◎AutoMate導入前の問題・課題

ニューヨーク州中東部のトロイにある「子供科学技術博物館」(The Children's Museum of Science and Technology)は、1954年に設立され、子供と親が一緒になって科学の世界を探索し、ニューヨーク州最高のサイエンスセンターになることを目指しています。

2006年に同館の社長兼CEOに就任したジョン・グレイドン・スミス氏は、展示をよりインタラクティブにし、子供と親がより楽しい形式で一緒に学習できるようにしたいと考えていました。

たとえば、テレビで流れる天気予報番組のように、子供と親が大きなスクリーンの前に一緒に立って、スクリーンに流れる気圧配置や雨、風、台風の動きを説明しながら、天気予報を行えるような仕組みです。

これを実現するには、気圧、雨、風、台風などの状況を映すビデオや、それを解説とともに動かす指示システム、全体的なシーケンスなどが一体となって動くステムが必要になります。

スミス氏はこうした仕組みを人気黄変に柔軟に作成できるツールが販売されていないか、を考えていました。

◎AutoMate導入の経緯

スミス氏は、旧友のマルコム・マーフィー氏に相談し、6種類の自動化ソフトウェア・パッケージを検証することにしました。

1週間かけてそれぞれのツールを検証した結果、AutoMateが機能の豊富さと作りやすさの点でも最も優れているという評価になり、採用を決めました。

同館では、Automateを使って、天候の状況を示すさまざまなビデオを組み合わせて、説明に合わせて映像シーンが推移するプログラムをプロトタイプとして作成しました。

これは同館のスタッフらに非常に好評で、正式な展示ツールとして完成を急ぐことになりました。

◎AutoMateの活用・評価・効果

その後、AutoMateを使って作成した、天気予報を実際に模擬体験できるプログラムは展示されましたが、来場者に非常に好評で、子供と親が一緒に楽しめる展示になっています。

スミス氏は今、この展示について次のように語っています。

「天気予報の展示は、博物館の展示の中で最高に楽しめる展示の1つになっています。そして楽しめるだけでなく、科学技術を知る新しい方法の1つでもあります。しかも2歳の子供でも参加でき、天気予報を体験できます。これは当館が目指す姿と言えます」