本記事では、AutoMate サーバー版(AutoMate Enterprise, AutoMate Plus, AutoMate Ultimate)における、「起動したエージェント」および「以前のエージェント」について解説します。
それぞれ、意味合いとしては以下です。
■起動したエージェント(= Triggered Agent)
トリガーを検知したエージェント(=ボット,BOT)にて指定されたタスクを実行するものです。
つまり、複数のファイルシステムトリガーを別々のエージェントに割り当て、かつ起動対象のタスクが同じである場合に、トリガーを検知した方のエージェントでタスクを実行するというものです。
なお、「スケジュールトリガー」および管理コンソール・ワークフローデザイナーからの手動実行は、前述する条件を満たすエージェントが存在しないため、その場合デフォルトエージェントで実行されます。
■以前のエージェント(= Previous Agent)
一つ前のタスクやコンディションが稼働していたエージェントにて指定されたタスクを実行するものです。
つまり、一番最初のタスクが起動したエージェントで、その後の処理も全て同じエージェントで起動させたい場合などに使います。
以下、一例です。
「ファイルサーバーA監視」のトリガーが起動した場合は、その後の「Excel展開」タスクも「データアップロード」もエージェント「WIN10ENT-5」で稼働します。
同様に、「ファイルサーバーB監視」のトリガーが起動した場合は、その後の「Excel展開」タスクも「データアップロード」もエージェント「WS2012R2STD11」で稼働します。
なお、手動実行した際はデフォルトエージェントでタスクが稼働します。
起動するトリガーの種類によって実行するエージェントを分けたい場合などにご利用ください。