AutoMateの自動起動トリガーにおける「ファイルシステム」および「Email」のトリガーは、条件に合致するファイルやメールなどのオブジェクトが同時に複数投入されると、投入されたオブジェクトの数だけタスクが起動(=待機キューに投入)されます。
そのため、それらのトリガーを使用しており、なおかつ条件に合致するオブジェクトが一度に複数投入(例:20以上)された場合、以下のような事象が発生する可能性があります。
■1度に1つのタスクしか起動しないよう設定していなかった場合は、同じタスクが20以上同時に実行される
■1度に1つのタスクしか起動しないよう設定している場合、待機キューがいっぱいになり、待機キューの最大タスク数のデフォルト値(15)を超えて投入されたタスクや、後から実行されるタスクを待機キューに入れられず実行することが出来ない
■1つのタスクで全てのファイルやメールを処理するようなタスクの場合、同時に投入されたが待機キューに入っていたタスクが実行された際に処理対象が無くなっており、無駄なタスクが14個も実行されたり、実行エラーが出続けたりする
トリガーになるファイルやメールは基本単発でしか来ず、複数個来ることは稀である場合は、ファイルシステムトリガーやEmailトリガーで問題ありません。
一方で、一回に多くのトリガー対象が入る可能性がある場合は、10分に1回起動するスケジュールトリガーなどで周期処理としたほうが運用の事故が少なくなる場合もあります。
検索用キーワード:ファイルトリガー、メールトリガー