「対話機能」アクションの「オブジェクト プロパティ」における属性の指定部分では
固定値による完全一致だけではなく、ワイルドカード(*,?)が使用可能です。
アスタリスク(*) = 任意の0文字以上の文字列
クエスチョンマーク(?) = 任意の1文字
(一例)
ここにワイルドカードを使用する理由としては、主に以下のパターンが挙げられます。
■Class名などにおいて、先頭部分は固定値だが、固定値よりも後ろは開くたびに変わる可変値になっている
下記の例は、フリーソフト「CubePDF 1.0.1」の例となります
(設定画面)
(設定取得直後)
この「Class」と「Value」の部分が問題の部分です。
(Class部分は、今回の場合は頻繁に変化するものではありませんが、別バージョンにて変化した、という報告もあります)
「Class」部分が変化すると仮定すると、変化するたびに取得し直さなければなりません。
「Value」部分も同様に、毎回ファイル名が変化すると、ここが固定値では意図した通りに動作しません。
(なお、今回の場合は、「解像度」の部分もクラス名含め同じのため、「Value」値のチェックを外して省略することができません)
そこで、以下のように指定すれば、Class名やファイル名が毎回変化しても追従できる設定となります。
上図の設定においては
Class名:「WindowsForms10.EDIT.app.」以降は不問
Value値:「C:\」以降は不問(ここは必ずファイルパスが入るため)
としています。
これにより、Class名の可変部分やファイル名など、値の一部が変化しても追従できる堅牢な作りとなります。
一度設定した対話機能が、次回動作させた際に実行エラーになってしまう場合、ここの設定をご確認ください。
設定値の中に可変値を含んでいる可能性が非常に高いです。その際は、ぜひともワイルドカードの仕様を試してみてください。